関東支部活動(同好会のような)「とりあえず夜勉」

関東支部では長谷川の無料公開番組を開始します。『とりあえず夜勉』。火曜日の夕刻、二週に一回のペースで藤沼先生監修の「総合診療医学」そしてマクゥイニーの「家庭医療学」のページをめくるように進めていく長谷川のself Satisfaction(自己満足)企画。この勉強会はオープンにしていくつもりです。ちっともはりの治効理論とか取りあげないの。臨床家の視点を深めるこの企画は現在就学中の学生、卒後間もない先生方に必ず意味あるものとなると感じています。自己満足だけど(苦笑)。第一回は7/6 火曜日夜9時から。どなたでもご参加いただけます。

SPT第4回は睡眠障害について。藤田洋輔先生御登壇です。

戦略的卒後研修の第4回目は藤田洋輔先生による「睡眠障害の臨床・知識と技法」です。睡眠障害があっても患者様がその事を施術者に語るチャンスがない、という経験はありませんか?こちらから投げかけてみると睡眠障害が根底にある腰痛や肩こりもあるものです。今回は睡眠障害にフォーカスして臨床の考え方をお話しいただきます。
この機会に会員価格で受講できる本会ご入会も検討下さい。トップページから入会情報にお進み下さい。

柴田先生の特別講座2開催告知です。

女性診療のTips その2の開催告知をしました。
〜不妊、妊娠、産後などの悩みズバリ回答〜と題して産婦人科医の優しいまなざしで患者様の診療がスムーズに運ぶように話しかける技法などを学ぶチャンスです。第一回は7/10に迫っておりますが、こちらも募集中ですのでどうぞcompleteして下さいね。

本会会員の畑瀬理惠子先生の原著論文がJ-stageに公開されました!おめでとうございます!

原著

本会会員の畑瀬理惠子先生の原著論文がJStageに公開されました(2021/06/27)。おめでとうございます!

原著骨盤位矯正を目的に実践された病鍼連携の成果― 骨盤位矯正が図られた週令数およびそのときの骨盤位矯正率に着目した解析より ―畑瀬 理惠子糸井 信人長谷川 尚哉林 正敏

【目的】当院の妊娠 28 週以降の骨盤位矯正を目的とした鍼灸治療を含む施術介入が骨盤位矯正率 に与える要因として初・経産婦別、骨盤位診断妊娠週数、鍼灸治療初診時妊娠週数 ( 以下、初診時 妊娠週数 )、骨盤位診断妊娠週から鍼灸治療開始までの期間 ( 以下、治療開始期間 ) を検討し、さ らに産科の紹介の有無によってその要因に差があるか検討することを目的とした。 
【方法】2009 年 2 月から 2010 年 12 月までの 23 ヶ月間において、当院で骨盤位矯正を目的に鍼灸 治療を含む施術介入を行った 188 例(年齢 32.2 ± 3.9 歳;範囲 22 ~ 45 歳 ) を調査対象とし、このデー タを解析・分析した。 
【結果】平均治療回数は 1.5 ± 0.9 回 ( 範囲 1 ~ 6 回 )。骨盤位矯正率の年別内訳は 2009 年 80.6%( 施術総数は 72 例、骨盤位矯正数は 58 例 )、2010 年は 97.7%( 施術総数は 133 例、骨盤位矯 正数は 130 例 ) であった。骨盤位矯正率は解析全年において 91.7% となり、経時的に増加する傾 向にあった。また、病鍼連携の有無で比較したところ、病鍼連携あり矯正群では病鍼連携なし矯 正群に比べ、骨盤位診断妊娠週数 (p=0.001)、初診時妊娠週数 (p<0.001)、治療開始期間 (p<0.001) を有意に短縮させた。 
【考察】骨盤位の矯正率に影響を与える要因は医師から骨盤位の矯正を目的とした鍼灸院の紹介が あることによって短縮され、骨盤位矯正率を高める可能性があると示唆される。そのためには病 産院と鍼灸院が密接な情報共有を行い、それを持続するための関係を構築することが重要である と考える。 
【結語】医師による骨盤位矯正を目的とした鍼灸院への紹介により、骨盤位矯正率は経時的に増加 した。

https://www.jstage.jst.go.jp/article/jjsop/45/2/45_33/_article/-char/ja/